Ars Electronica Centerへ行こう その9 「ARS Electoronica Center 2009 オープニング」

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2009年1月2日、いよいよARS Electronica Center のリニューアルオープン。天気は晴れ。気温は相変わらず低い。でも、少しずつ寒さに体が慣れてくるのが不思議だ。Linz市民の期待の高さを示すように会場前には長蛇の列。

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中も芋洗い状態で、身動きがとれないほど。仕舞いには入場制限が実施され入口には次の入場を待つ人たちが貯まった状態。オープニングイベント期間は入場無料というのもあって、子供から老人まで、正に老若男女が集まってきた状態で非常に盛り上がっていた。
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一番の注目は1日数回行われたロボットショー。実際にロボットを動かしショーを行うというもの。会場内にショーの開始が近いことが告知されると、一斉にエントランスロビーに人が流れていく 様子が1日何度も見られた。

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メインギャラリーのロボットの展示も大盛況。ただ、あまりに人が多すぎて、後半はあちこちでロボットが故障していた。繊細な作品の展示やはり大変。一般公開前のプレス向けのツアーでは、アートディレクターのゲルフリート・シュトッカーさんが、スピーカーを肩に担いで、作品を順々に解説して回る姿があった。ドイツ語で何を言っているか解らなかったが、あの熱い語り口調にみんなが動かされていくのかもしれないなどと、考えながら遠巻きに様子をうかがっていた。

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FunkyPixelのほうはというと、僕の作品にも沢山の人が集まって、かなりの大盛況。スタッフもよく動いてくれて、一緒になって作品を盛り上げてくれた。子供向けスペースだからか、ちょっと狭いからか、あるいはこれがヨーロッパの大人なのか、なかなか大人は自分でやろうとしないのがちょっと残念だったが、とにかくみんな楽しそうに遊んで、それを楽しそうに観ている人がいてという、理想の状態が作れたことはとても嬉しかった。おかげで、会場中に紙吹雪が散っていったので、清掃スタッフにとっては本当に迷惑な話だったと思うけれど、そのスタッフ達も作品に興味を持って、閉館後に遊んでくれたりしていたので、まあ良かったのではと思う。

それにしても、もの凄い数の人が1日で訪れた。紙もあっという間に消耗してしまって、ほぼ毎日入れ替えなければならない状態。そんな大変な状態のなかでも作品を担当してくれたスタッフ達がとてもよく、子供達の扱いもうまいのが印象的だった。アルスエレクトロニカセンターが来場者をどうファシリテートしていくかということに、非常に意識が高いようにもおもうし、LINZに住む人々の人柄もとても良いのだと思う。

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