デバイス応用演習通信No.0

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みなさん、こんにちは。初めまして。Teaching Assistant(以下TA)の長嶋と申します。「デバイス応用演習」は毎週金曜日1,2限の「制作基礎演習A」という1年生の選択授業の中の一つです。この「デバイス応用演習通信」は、その授業の模様を毎週お届けしようという趣旨でお送りしたいと思っております。

「デバイス応用演習通信No.01」〜マウスを分解してみよう!〜

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第一回目の授業が始まりました。最初の授業という事もあり、1年生、浅野先生までも緊張した面持ちで授業が始まりました。このデバイス応用演習では、「デバイス」を用いた、新しいアート作品を作っていくための”ひらめき”を作れる授業です。
まず、浅野先生から「デバイス」とは何か?についての説明がありました。デバイスというのは、マウスやキーボードのようなパソコンにつなぐ周辺機器の事を言います。浅野先生の説明に頷く学生達を見ると、どうやら、デバイスという呼び名を初めて知った学生達もいるようでした。
その後、浅野先生の過去の作品や活動内容がビデオによって紹介されました。興味津々にスクリーンを眺める学生達は「デバイスアート」というものが”なんとなく”理解できたのではないかと思います。ただ、その表情は”心配”ではなく”期待”のこもった表情に私は見えました。
レクチャーが終わった後は実践に移ります。学生達に1人1つずつ、マウスが配布されました。これから、このマウスを学生のみなさんに分解してもらいます。
「分解しても、ちゃんと元通りになるように分解してね」という浅野先生の指導の元、マウスを丁寧に分解し始める学生達。普段、何気なく使っているマウスを分解するというのは意外におもしろいようで、生徒達の横顔からはそれが伺えました。

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マウスを分解するといくつかのパーツに分かれます。基盤、ボール、歯車など。「こんな構造だったの?」「この歯車って何?」と学生達の声。分解するというのは、プラモデルとは逆の作業ですが、一から作るというのは、一から構造を知るという事です。実は、ボールが動くことによって、歯車動いて……てな感じの、驚きの真相がそこにはあります。みなさんも、いらなくなったマウスなど分解してみてはいかがでしょうか?意外な発見がそこにはあります。

マウスは元に戻して、次は、電球と電池をはんだを使って配線構造を色々試してみます。理科の授業を思い出すようで、学生達からは「懐かしい〜」という声がチラホラ。実は、この配線を色々と変えて試す事が、今後のデバイスアート作品を作る上では重要な事なのです。でも、最初は色々と試して楽しんでみましょう。失敗して変な配線にしてしまっても、それが功を奏すこともあったり……!?

気がつけば、2限分があっという間に終わってしまいました。さて、次回の授業ではどんな事が学生達を待ち受けているのでしょうか!?

次回の「デバイス応用演習通信」もお楽しみに!

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