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デバイス応用演習No.10(2008)

10月3日。今日は第一課題中間発表でした。 学生達は、発表直前まで、作品を調整していました。 作業模様を見ていて良かったのは、楽しそうに作品制作に取り組んでいることです。 楽しんで作らなければ、その思いは作品にも表れてしまいます。 今後、作品制作でどんなに苦しい事があっても、自分から楽しもうとする気持ちが大切だと思います。 そして、中間発表が始まりました。 中間発表では、浅野先生からだけでなく、学生達からの意見も活発に出ました。 今回、思ったように機能しなかった作品もありましたが、 作品制作にトラブルは付き物です。 是非、次回の第一課題本発表では、悔しい思いにならないように、 作品の精度をあげてもらいたいと思います。 来週、どのくらいパワーアップしているか、楽しみです! TA長嶋

デバイス応用演習No.9(2008)

9月26日。後期2回目の授業です。 今日は、授業の始めに過去の作品達を見てもらいました。 あまり、それらに捉われるは良くない事ですが、発想の参考になります。 その後、自分の作品のアイデア出しに入ります。 テーマは”仮想世界と現実世界をつなぐ作品”。 つまり、ディスプレイの先に広がる世界と手前の現実世界をスイッチを使用して繋ぐという事です。 それぞれ、様々な発想が浮かんできたようで、班の仲間とディスカッションをしながら進めていきました。 固まったアイデアを浅野先生にプレゼンします。 この条件で、その世界を描けるのか?描ききれないとしたどこを切り取ればいいのか? それぞれが課題に立ち向かっていました。 その後、基盤に使用することのできる様々な種類のスイッチを、参考に見てもらいました。 ボタンといっても感触がそれぞれ違います。 作品と人を繋げるスイッチ。このスイッチが大切で、感触一つで作品への印象は変わるんです。 様々なスイッチを押してみて、自分の世界に合うスイッチを探します。そのまま基盤を改造して独自のスイッ チを制作してもよし、ホームセンターや秋葉原などで購入できるスイッチを使用してもよし。そこは作品のイ メージに合わせて決めます。 次回は、中間発表です。 ある程度形になった試作品をプレゼンしてもらいます。 どんな作品に出会えるか、とても楽しみですね。 TA長嶋

デバイス応用演習No.8(2008)

9月19日、デバイス応用演習、後期最初の授業です。   後期の学生は、前期の学生達の発表を見ているので、作品の出来に期待が高まります。 というプレッシャーに負けないようにがんばってください!   まず手始めに、アイスブレイクの「たこ紹介」。 それぞれ、自己紹介をして、相手の情報を引き出します。   入学当初とは違い、もう大学に慣れたせいか、会話はスムーズに進んでいました。 オーディエンスの前で自分がまとめた事を発表する というのは、後々の作品発表でも役立ちます。もちろん卒業後も。           では、次にマウスを分解します。       基盤を取り出し、通電するか確認。 一見複雑そうに見えて、以外に単純な構造。 これが知れるだけでも価値があります。   こいつが、スイッチ。 このスイッチをマウスの基盤に取り付けます。 その作業には、導線とはんだ付けの作業が必要になります。     導線は、いらなくなったパソコンのモニタのケーブルを使用します。 太い線ですが、カッターで分解すると、細い導線の集合体であることが分かります。 いらなくなったものを使用するなんてリーズナブルですねぇ。   その導線とスイッチをはんだ付けします。     来週からは、この改造した基盤を元に第一課題の 作品制作に取り掛かってもらいます。魅力のある作品を楽しみにしています。TA長嶋

デバイス応用演習通信No.07(2008)

今回のデバイス応用演習通信が前期最後となりました。 7月4日。 デバイス応用演習最後の授業です。 今日は、最終発表会。 学生のみんなは課題ラッシュの中、デバイス応用演習の作品を仕上げました。 疲労が表情に表れている学生もいましたが、良く最後まで頑張りました。           発表ギリギリまで、作品調整をしている班もありましたがなんとか発表に間に合ってよかったですね。     各班それぞれ、半年間の集大成を発表しました。 班によっては、自分たちの作品に満足いけてない班もありましたが、 次の制作基礎合同発表会では、力を出しきってもらいたいと思います。   そしれ、7月11日。制作基礎合同発表会の日がやってきました。 今まで発表会は、授業内の学生に向けてでしたが、今日は、一年生全員、 そして他の授業の先生方も見に来ています。 しかし、緊張せず、見事にプレゼンテーションが出来ていました。 プレゼンは、どの班も工夫ができていて、とても良かったと思います。 作品も、前回の発表会に比べ、魅せる作品になっていました。 見た人が触りたくなる、触り続けたくなる要素が加えられていました。           デバイス応用の授業以外の学生達も、興味津々にそれぞれの作品を見ていました。 発表会の最後にはそれぞれの作品を体験してもらいました。とても楽しんでました。   制作した学生達も、自分達の作品が目の前で楽しんでもらえる事に喜びを得たことでしょう。   半年間、彼らの記録映像、写真を撮ってきました。   若さ溢れる、彼らの成長には、驚かされました。   最初とは見違えるくらい。合同発表は眩しかったです。   作品の”体験者”から”制作者”への意識が芽生えたのだと思います。 是非、このデバイス応用の経験を今後の作品制作活動に活かしてもらいたいと思います。 作品制作は楽しいですが、辛いこともあります。 でも、”好き”なら続けて行けます。 まず、自分が楽しんで作る事を忘れないでください。 どんな作品でも、あなたが信じて作った作品ならば、きっとその気持ちは作品を通して伝わるはずです。 今後もがんばってくさい。 前期、お疲れ様でした。   HIROAKI NAGASHIMA

デバイス応用演習通信No.06(2008)

6月20日は中間発表会、6月27日は中間発表の問題点を元に次回の 最終発表に向けての作り込み作業を行いました。 どの班の作品も、だんだんと完成形が見えてきて、 最終発表が楽しみです。   装置も「触りたくなる装置」を意識している班が多かったです。   もはや、はんだ付けはお手のもの。たくましくなりました。   この班はぬいぐるみを入力装置として使っています。 ぬいぐるみの各部位にはたくさんスイッチが入っています。     中間発表での模様。まだ、発表するには難しい班もありましたが、 最終発表に向けてがんばってください。   これは、ことわざをモチーフにした作品。コンテンツの多さに びっくり。完成が楽しみです。   次はいよいよ授業最後の発表会です。 半年間の集大成、がんばってください。 どんな状態でも、魅力的なプレゼンを期待しています。 HIROAKI NAGASHIMA

デバイス応用演習通信No.05(2008)

    6日、13日は第2課題制作日でした。 これはコントローラーの基盤。色々な配線が施されています。 これを使いこなした、クールな作品は、果たして現れるのでしょうか!? 各班、案を出し合い、ここまでの途中経過を発表しました。   どの班もおもしろそうな作品案がたくさんありました。 これ、実現できるのかな?と思われる案もありましたが、 完成が楽しみです。     発表後は、再び話合い。 制作に必要な材料などをピックアップしました。 おそらく、共同作業というのは、大学に入学して初めてだと思います。 話し合いにおいて、自分の意見を巧みに述べる事は、最初は中々難しいかもしれません。 しかし、恥ずかしがったり、恐れてはだめですよ。 そこからまた新しい方向に進展することもあります。 この授業をきっかけに、ブレーンストーミング技術※を学んでしまいましょう。   次回は、試作品の発表会です。 楽しみですね。 ※ブレーンストーミング 自由に意見や考えを出し合って、すぐれた発想を引き出す方法。 HIROAKI NAGASHIMA

デバイス応用演習通信No.04(2008)

5月16日、23日と第一課題の発表をしてもらいました。 今回は、写真中心で見ていただきたいと思います。 まずは、準備風景。動作チェックや、ぎりぎりまで作業をがんばる学生達。           さぁ、いよいよ発表です。         発表者以外からは、意見やアドバイスが活発に出ました。                   浅野先生のアドバイスにも熱が入ります。     ここから二日目です。         以上で、発表は終了です。 それぞれ、初のデバイス作品でしたが、中々おもしろいものが多々ありました。 これらの作品の中から、6月15日(日)のオープンキャンパスで展示する作品が選抜されました。 選ばれた人は、オープンキャンパスに向けて、改良などがんばってもらいたいです。 選ばれなかった人も、その分、第2課題で力を発揮してもらいたいですね。 と、いうことで、ここからは第2課題のスタートです。 第2課題はグループワークなので、チーム分けをしました。     浅野先生特製のあみだくじです。 チーム分け後、自己紹介をしてもらいした。 もう、入学して2ヶ月なので、話し合いもスムーズに進んでいました。 彼らのフレッシュな笑顔をどうぞ。           そして、各班に2個ずつ配布されたUSBのゲームコントローラー。 第一課題より遙かにボタン数も増え、表現できる幅が広がりました。 しかし、その分、アイデアも必要です。 是非、コミュニケーションをとって活発にアイデアを出し合ってもらいたいです。 ゲームコントローラーを分解。 仕組みを理解してもらいます。 [...]

デバイス応用演習通信No.03(2008)

5月9日。今日は第一課題の試作品発表会でした。みなさん発表開始ギリギリまで、作品を調整していました。   <いよいよ、初作品発表!> 学生それぞれが作品を発表しました。発表者以外から、質問やアドバイスなどが活発に行われました。 触ってみたい!と、思える作品がたくさんありました。しかし、中には、調整が間に合わなかった作品がありました。 次の発表では万全の体制で臨んでもらいたいです。     <プレゼンは大切> 魅力的な作品を作るというのが一番大切な事ですが、実はプレゼンも大切なんです。プレゼン次第で作品の見方も変わってきます。中には、「時間がなくて……」「接触が良くなくて」 など、確かに理由は分かるのですが、それでも「ここまでがんばりました」というように、制作者の自信を見せてもらいたいと思います。恥ずかしがる必要なんてまったくないですよ。 次の本発表では、魅力的なプレゼンにも期待してます。     <キラリと光る浅野先生の目> それぞれのプレゼン発表の後には、浅野先生のアドバイスをいただきました。 授業後も「結構発想のおもしろい作品が多かった」とのコメントをいただきました。 この授業で制作した作品は、授業に留まらず、オープンキャンパスはもちろん、すばらしい作品であれば外部でも発表する事ができるはずです。是非、目標を高く持って、来週の本発表に臨んでもらいたいです。 がんばれ!!     HIROAKI NAGASHIMA

デバイス応用演習通信No.02(2008)

5月2日。デバイス応用2回目の授業です。 授業始めに浅野先生から、国内で体験できるメディアアート作品の紹介がありました。 GWを使って、是非見に行ってもらいたいと思います。かなりの刺激になると思いますよ。 <コミュニケーションは大切> まず、班を作ってもらいました。第一課題は個人作品ですが、班の人々と相談し合う事によって、新しい発想がうまれてくることもあります。是非、活発に議論して制作に活かしてもらいたいです。       <みんなでタコ紹介> せっかく班を作ってもらったので、タコ紹介をしてもらいました。AさんがBさんを、BさんがCさんを紹介して……と。 前回の授業では、「……し?ん」というような空気でしたが、タコ紹介後はみんな打ち解けていました。   <浅野先生の小作品> そして、制作に取りかかってもらう前に、浅野先生が短時間で作った簡単な作品を学生達に体験してもらいました。   簡単な作品ですが、おもしろいです。「なんかだか、触ってしまう」そんな衝動にかられる作品です。 「これよりはおもしろい作品を!」と浅野先生。 <作品を作ろう> 学生達はそれぞれ作品の案を浅野先生に相談しました。自分のやりたい事と課題の趣旨がずれていないか、などなど。 課題という枠の中で、最大限の力を発揮してもらいたいですね。     来週は、第一課題作品発表です。 おもしろい作品はもちろんですが、 作品を魅力的に伝えられる、ポジティブなプレゼンにも期待しています! HIROAKI NAGASHIMA

デバイス応用演習通信No.01(2008)

    TA長嶋です。 このデバイス応用演習通信は臨場感のある授業風景を、ほぼ毎週お送りしていこうと思います。   <4月25日。2008年度最初のデバイス応用> 大学生活が始まって間もないので、新入生のみなさんは緊張した面持ちでした。期待と不安が入り混じった空気の中、授業が始まりました。はじめにまず、授業の説明。インタラクティブアートとは?デバイスとは?浅野先生が熱弁を振います。 「鑑賞者が触りたくなるような作品を目指してもらいたい。かっこよさよりも、綺麗さよりも、発想を重視して、評価したい」と浅野先生。 浅野先生の過去の作品の紹介もしていただきました。その後、実際に学生のみなさんには作業に入ってもらいました。     <マウス分解!改造!> デバイス応用、毎年恒例のマウス分解です。 マウスは身近な電子機器ですが、その構造について知っている人はあまりいないのではないしょうか。 中身を開けると、基盤など普段見ないような部品だらけで、一見とっつきにくいですが、これが意外に簡単な構造なんです。 その後、配布されたスイッチ部品と基盤を、銅線とはんだを使って接着します。マウスにたったひとつの部品を付けただけでも、新しい操作が可能になります。     <最初の授業を終えて> マ ウスを分解して、はんだで接着。機械が苦手な人にとってはしんどい作業かもしれませんが、インタラクティブ作品を作る上では、避けては通れない道です。で も、これさえ習得すれば、後は発想するだけです。来週から、第一課題に取りかかってもらいますが、是非楽しんで作ってもらいたいなと思います。楽しむ事を 忘れないでもらいたいです。 浅野先生が、授業の最後に言いました。 「既成概念にとらわれずに、新しいものをつくろう!!」           HIROAKI NAGASHIMA