デザインかアートかという話し

デザインかアートかという話しは難しいですね。
僕は、制作者としてはどちらでも良いと考えていて、創ったものが結果としてカテゴライズされると考えています。

ということを前提として。

デザインと呼ばれる領域で働いているとある人に「デザインとは何か?を一言でいうとなんですか?」と聞いてみたところ、「付加価値」という答えが返ってきました。

いろいろ本を読んでみたり、話しを聞いてみたりするうちに、「デザイン」というのは、「経済」とは切り離せないのではないかと僕は考えています。
そして、本当の良いデザインというは「経済」と切り離されたところで産まれ、「経済」に貢献するのではないかとも思います。

「複製芸術」の中で、
「純粋に、オリジナルであることに意味がなく」、
「経済効果を伴いながら生産し続けられることで、世に送り出される」のが
デザインではないかと。

ではアートは何か?
・経済効果をはじめから無視することが許されること。
・その先見性、メッセージ性によって経済以外に貢献する可能性を持つこと。
・既存のニーズ、潜在的ニーズの範疇の外から、
 作家が考える本質的な存在意義、方向性を訴える手段となりうること。
こうしたことが、同じアートの中に存在しながら、デザインの中では中心となりにくい点ではないかと考えています。

誰に何を伝えるのか。
そのために適した伝達経路の違い。
それが、デザインと呼ばれたり、そうでない呼ばれ方をしたりするのではと考えています。

アートはなくても良い・・・のか?

生死に関わる仕事。それはとても重要な仕事であり、なくてはならない仕事。
はたまた、背に腹は代えられない、故にしなければならない仕事もある。

アートはどうか?
世の中にアートがなくても、人が死ぬわけではない。

が、しかし。
人が死ななくなるかもしれない。
人を救うかもしれない。
より豊かな心を育むかもしれない。
人と人が殺し合うことをやめるかもしれない。

アートには力があると思う。
人の心を動かす力が。

それは、経済効果という数字には表れないかもしれないが、
とても重要なことだと思う。

アートを創る人。アートを支える人。アートを伝える人。
皆がその力を忘れてはいけないと思う。

メディアアート主役は誰だ展 Ver.3

メディアアート主役は誰だ展

今年も「メディアアート主役は誰だ展」を開催することになりました。
二日間ありますが、初日の土曜日はライブ中心です。
見たことのない、聞いたことのない刺激を求めている方は、是非、初日に。
そうでない方は、日曜日の二日目に来ていただくと、僕の新作のインスタレーションバージョンなど、ゆっくりご覧頂けるかと思います。

建物が改装されるという話しがあり、このスタイルでの展示は、今回が最後になるかもしれません。是非、お誘い合わせの上、ご来場下さい。

あ、それと、千葉県の稲毛でも日曜日まで作品展示中です。

http://www.ccma-net.jp/event_end/event_03_2009_1.html

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■展覧会のお知らせ

2009年1月31日(土)・2月1日(日)
東京工芸大学中野キャンパス・芸術情報館メインホールにて、
『メディアアート 主役は誰だ』展 Ver.3
-Who is the leading actor ? Ver.3-を開催いたします。

今回で3回目を迎える『メディアアート 主役は誰だ』展。
「鑑賞者」「作品」「作者」の新たな関係性に目を向けることを目的に、
サウンドパフォーマンス、 インタラクティブ作品の展示など、
多方面からインタラクティブな表現の可能性に迫る
インタラクティブアートの展覧会です。

ご家族、ご友人、お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。
またお知り合いでご興味のある方がいらっしゃいましたら、
以下の情報をご転送頂ければ幸いです。

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『メディアアート 主役は誰だ』展 Ver.3
-Who is the leading actor ? Ver.3-
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【開催日時】
2009年1月31日(土) 13:00〜19:00
2009年2月 1日(日) 11:00〜18:00
(受付は終了30分前まで)

【入場料】
無 料

【会 場】
東京工芸大学 中野キャンパス
芸術情報館 メインホール・ギャラリーA
住所:東京都中野区本町2-9-5

【アクセス】
東京メトロ 丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線
中野坂上駅下車
1番出口から徒歩10分

【主 催】
東京工芸大学芸術学部
メディアアート表現学科 浅野研究室
【協 力】
東京工芸大学芸術学部 メディアアート表現学科
【企 画】
浅野 耕平 齋藤 和明
【制 作】
尾芦 美帆 齋藤 和明
池田 輝 掛内 槙子 澤田 彩 月見 天一

展覧会の詳細はこちら。
パソコン版

http://dare3.pitapat.com/

携帯用版

http://dare3.pitapat.com/m/

Go West


大きな地図で見る

これまでGardenを展示させていただいたところを地図にマーキングしてみました。

アルスエレクトロニカってどこにあるの?

そもそもオーストリアはどこにあるのか
Austria

有名なのはウィーンと、ザルツブルグ。で、その中間地点にあるのがリンツ。
空港もあるが、ウィーンから特急列車で1時間40分。とても分かり易い表示で、時間も正確だった記憶があります。
で、アルスエレクトロニカはそのリンツにあります。

大きな地図で見る

こじんまりとした街で、僕は好きですが、人に言わせると何も無いと言う人もいます。
前回行ったのはだいぶ前なので、いろいろ変わっているかもしれませんが、とても楽しみ。
でも、やはり、かなり寒いらしい。

このカメラの向こうへ

Linz

http://linz-webc1.dmz.ufg.ac.at/webcam/


Linz, Austria Current Weather

2週間後にこのカメラの向こうにいると思うと、とても不思議。

Linz市内の様子

アルスエレクトロニカセンター他

気象情報

ラボテン -densen- 東京工芸大学芸術学部メディアアート表現学科浅野研究室3、4年合同制作展

東京工芸大学芸術学部メディアアート表現学科浅野研究室による3、4年合同制作展「ラボテン」を今年も開催いたします!

今回のテーマは-densen- これは、電線を使った作品から皆さんへ楽しさが伝染していって欲しいという想いを込めています。
総作品数23作品!!(予定)私たちから皆さんに楽しさが-densen-する空間へ是非お越しください!

ラボテン-densen-

http://densen.asanokohei.com/

開催日時:
12月6日(土)13:00〜18:00
12月7日(日)11:00〜18:00
会  場:
東京工芸大学中野キャンパス芸術情報館
Yahoo地図

皆さんのご来場を心よりお待ちしております!

The New Ars Electronica Center

The New Ars Electronica Center

2009年1月2日にリニューアルオープンするオーストリア、リンツのアルスエレクトロニカセンターで、Gardenを半年間、常設展示することになりました。つづく。

Flash+Processing+ReacTiVision

Flash+Processing+ReacTiVision

ReacTiVisionのFlashサンプルは安定していないので、ちょっと、回りくどいが
ReacTiVision>Processing>Flashという流れでデーターを受け渡し。
一応、安定して動いている様子。

なんか、今までできなかったことが色々できそうです。
逆に言えば、「画像認識できてるだけでスゴイ」という作品ではやっていけないということでもありますな。(^^;)

参考にした資料
ReacTable

http://mtg.upf.edu/reactable/

processing -> Flashのデータ送受信

http://www.vector-scan.com/ws/2007/07/processing_flash.php

reacTiVisionに挑戦中

reactable
reacTiVision(http://mtg.upf.edu/reactable/)に挑戦中。

Flashで使いたいが、サンプルが数秒で止まる。
仕方ないので、いったんProcessingでデーターを受け取ってからFlashに転送する方法を模索中。
Processingのサンプルもエラーが出たが、setup voidを片方コメントアウトしたら正常起動。
とりあえず、今日は、Processingのサンプルを動かすところまで。

それにしても、高度な画像認識が、こんなに簡単にできてしまうとは。