ICC MediaExplosion

http://www.pitapat.com/wordpress/blogimg/4795e72151958-thumb_icc.jpg

asanoLabから二人、ICC Media Explosionでプレゼンテーション
をさせていただくことになったので、
まるで運動会のお父さんのように、カメラを持って彼女たちのプレゼン
を見学に行った。
13時に始まり21時に終わるという超長丁場のイベントで、発表し
た二人は相当に疲れただろうが、
いろいろな刺激をうけてこちらもかなり脳みそが疲れた感じ。

いろいろ思ったことを箇条書きにしてみる。

・音楽と一言で言ってもいろいろな切り口があるよようだ。

・作曲における音楽理論、音源開発、新しい楽器の創作は
 プログラミング技術と結びつきやすく、
 視覚芸術の世界では、プログラミングを用いた表現は
 情報の可視化と結びつきやすいように思う。

・メディアアートにおける、サウンド関連の表現は、
 それが楽器の開発であるのか、新しい音源の発見であるのか、
 コンピューターを用いた作曲のための音楽理論の開発であるのかなど、
 どこに焦点が当てられているのかは良く見極める必要があるようだ。
 必ずしもそこで行われている演奏そのものが表現の本質でない場合が
あるようだ。

・サウンド系のイベントには比較的、人が集まるように思うが、
 オーディエンスは音に期待しているのか、
 それとも音が生成される仕組みに関心があるのか・・・?

・プロジェクターの映像とノイズという組み合わせはよくあるが、
 映像なしでは、やはりおもしろくないのか・・・?。

・アートとアートでないものの境界領域にいる場合、
 それがアートであるとするなら、
 アートである理由を説明しなければアートとして認められない宿命に
あるのか?

・説明しなければ理解されない表現というのは、
 直感的に人を感動させる要素を持たない表現であるということか?

なんだか、良くわからないけど、疑問やら、発見やら、
いろいろ考えた1日だった。
いろいろな角度から作品を見るという意味でも、
コメントする側が、もっと多様なメンバーがたくさんいたら
更におもしろいことになったようにも思う。次回に期待。

———————————-
Kohei Asano
http://www.asanokohei.com

Comments are closed.